一筆啓上 大寒の候 皆さまには、ますますご清栄の趣、心からお喜び申し上げます。

平成二十九年は丁酉(ひのととり)年。この「酉」という字は「醸す(かもす)」の略字です。

「醸す」とは、果実などを極限まで熟した状態にすることで、サンズイをつけると「酒」という字になります。醸して寝かせなければ酒にはなりません。草木もまた実の種核を完成させて、生命を次世代に委ねる時期です。すなわち、寝かせる、発酵させることが「酉」の象意なのです。

また、「物議を醸す」などの言葉もあり、まさしく今年は、日本はもとより世界情勢についても「酉年」の性質を受けることになりそうです。

神社の前にある「鳥居」は字のごとく鶏が止まって居る状態のことを指します。

天照大御神が天岩戸に隠れたとき、神々が天岩戸の前で、「常世(とこよ)の長(なが)鳴(なき)き鳥」(ニワトリの古称)を鳴かせて岩戸を開き、大御神を引っ張り出そうとした。そのとき、この鳥を止まらせるために、止まり木を作った。これが鳥居の始まりとされています。悪霊や災いに満ちあふれていた夜に終わりを告げ、明るい朝の光を呼び寄せる神聖な鳥として崇められていたのです。

不動明王が守り本尊の「酉年」の運気を受け、これまで積み重ねて来たことを熟成させ、災難の闇を吹き払い、朝日輝くような清々しい実り多い一年にしたいものです。

末筆ながら、皆様の心願が成就し、ますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

龍伏山 二尊院主 智暁 九拝
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